再生回数3億回超、マカロニえんぴつのはっとりが語る「『なんでもないよ、』はラブソングのタブーに触れた」
「体調に気を使うようになって、声の調子もよかった」と充実感をにじませるはっとり。バンドに対する確信もさらに強まっているようだ。 「こだわりや愛着以前に、自分にはマカロニえんぴつしかないんですよね。今はいろんな発信方法があるけど、バンドに絞って本当に良かったなと。ほら、ファミレスでご飯を食べると、『やっぱりアッチにすればよかった』って思うじゃないですか(笑)。『バンドしかない』という状態が自分には合っているし、後悔はまったくないです。バンドって、じつはいろんなことができますからね」 新曲「リンジュー・ラヴ」が、井上真央、佐藤健、松山ケンイチが出演するドラマ「100万回 言えばよかった」の主題歌に起用されるなど、2023年に入ってからも精力的な活動を継続。はっとりは今後の活動について、「好きなこと、心が動くことを続けていきたい」と語る。 「やりたいことをやるのが唯一の原動力になってます。もともと『音楽が好き』『ロックが好き』というシンプルな理由で始めたことだし、10代の頃の自分を救ってくれたバンドが自分のなかのヒーローなんです。曲を作ってるときも『17歳の自分はこのCDを買うか?』『これを聴いて興奮できるか、面白いと思うか』が基準。自分自身の気持ちが躍ることも大事だし、感動から逃げちゃダメだなと思ってます」
はっとり 1993年生まれ、山梨県出身。音楽大学在学中の2012年に学内でマカロニえんぴつを結成。ユニコーンのアルバム『服部』の影響で自らを「はっとり」と名乗る。マカロニえんぴつでは、メインソングライターとボーカル、ギターを担当。