巨人・大城卓

　◇セ・リーグ　巨人4―2DeNA（2024年10月2日　東京D） 　巨人の大城卓三捕手（31）が今季チーム最終戦となった2日のDeNA戦（東京D）にフル出場。試合後の優勝セレモニーでは選手会長としてスピーチも行った。 【写真】＜巨・D＞ペナントを手にファンの声援に応える巨人ナイン 　5番に入り、3試合ぶり今季34度目のスタメンマスク。東海大の後輩でもある山崎伊織投手（25）とは8月20日の広島戦（東京D）以来5試合ぶりの“イオタク”バッテリーで、力を合わせて山崎伊の2年連続2桁勝利＆規定投球回到達を目指した。 　すると、山崎伊は初回からリラックスした表情で時折、先輩に向かってマウンドから笑顔を向ける場面も。2回無失点で2年連続の規定投球回をクリアすると、結局、6回1/3を5安打2失点と好投して2年連続2回目の2桁勝利をつかんだ。 　チームは9月28日に敵地・マツダでの広島戦に勝って4年ぶりのリーグ優勝達成。胴上げシーンでは山崎伊が大城卓の姿を見つけると満面に笑みを浮かべて抱きつき、長身な先輩の胸に顔をうずめてしばらくそのまま。一度離れたあとでもう一度抱きつき、笑顔の大城卓に背中を優しくポンポンされて喜びを分かち合う姿が“可愛い”とSNSで話題になっていた。 　試合後の優勝セレモニーでお立ち台に上がった大城卓は優勝を決めて本拠・東京ドームに戻ってきた気持ちを聞かれると「最高です」と一言。阿部慎之助監督（45）の決め台詞をマネして笑みを浮かべた。 　そして、様々なプレッシャーを背負いながらプレーしたこの1年を振り返ってどうかインタビュアーに問われると「はい、あの、最後まで本当にもつれて。苦しいシーズンでしたけど、最後、みんなで勝ち切れて、優勝できて…はい。とても良かったかなぁ～と思います」と応じた。 　選手会長としては「どんな時でもね、みんなが下を向かずに…はい。あの…やってくれたので。とてもいいチームだったなと思います」とチームメートに感謝。「若手からベテランまで本当にあの…みんなが、自分がやるべきことをしっかりやってくれた結果が凄いチーム力になったかなと思ってます」と胸を張っていた。