「体幹と柔軟性を鍛えたい」40代男性が半年間トレーニングで健康寿命+10歳を目指す
chapter03 EBHSの結果を踏まえて
先ほどの結果を踏まえて、本人、中川先生、そしてトレーナーの笹森さんにお話を伺います。 〈南壽さん〉 編集部: EBHSの結果はどうでしたか? 南壽さん: 平均よりかなり低く、79.84歳でした。とは言っても、思ったより長生きできちゃうんですね。 編集部: 半年後に再測定する予定ですが、どのくらいの数値を目標にしますか? 南壽さん: 体脂肪率を減らして、EBHSがどう変わるかを見たいです。 〈中川先生〉 編集部: 南壽さんのEBHSスコアはどうですか? 中川先生: 南壽さんは、検査値が悪いことに加え、飲酒習慣などもある点がEBHSを下げています。この場合、生活習慣からの見直しをおすすめします。 編集部: では、具体的な改善プランを教えてください。 中川先生: 肥満傾向が高いので、まずは減量を目指しましょう。運動習慣はすでにあるので、運動頻度はこのままを維持しつつ、食習慣を改善するところから始めると良いでしょう。また、お酒を飲みすぎる傾向があり、肝機能の低下にも繋がっていると考えられます。1日の飲酒量を日本酒1合程度、ビールだと350~500mL、ワイングラス1杯を目安に節酒することをお勧めします。 〈笹森トレーナー〉 編集部: 南壽さんのEBHSについて、何かアドバイスがありましたらお願いします。 笹森さん: 普段「アルコールを飲むと暴飲暴食に走る」ということで、そのような生活がEBHSスコアに反映されています。今回の結果をモチベーションにして、普段の食生活、とくに突然の暴飲暴食を抑えていきたいですね! 編集部: パーソナルジムでEBHSが利用できると、どんな効果が期待できますか? 笹森さん: EBHSは、「健康度合い」が数値化されており、一目で今の健康状態を知ることができるのが特徴だと思っています。 食事・運動・睡眠などが乱れると数値に反映されますし、逆にこれらを意識すると、きちんと数値に現れるのがとても良いですね。わかりやすく数値化されることで、トレーニングをされるモチベーションにつながりやすいと思います。