質疑応答で児童が持参したロケットの模型を手にする野口さん＝キゴ山ふれあい研修センター

　金沢ロータリークラブ（RC）の創立90周年記念事業は16日、キゴ山ふれあい研修センターで行われた。宇宙飛行士の野口聡一さんが「希望の未来へ　宇宙の彼方へ」と題して講演し、親子連れ約500人に夢を追う大切さを語った。 　野口さんは子どもの頃、映画「スター・ウォーズ」やアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を見て宇宙に憧れたと紹介し、「私は大人になるまで宇宙飛行士のなり方が分からなかった。夢への道が見えなくても諦めないでほしい」と呼び掛けた。 　質疑応答では児童が持参したロケットの模型を手にする一幕もあった。能登からも約50組が参加し、輪島市河井小5年の水尻翔さんは「無重力の話が楽しかった」と目を輝かせた。 　同RCの米井裕一会長、同センターの小林幸雄所長があいさつした。ロボットアームモデルなどを作るワークショップも行われた。