週末は自転車旅へ 自由気ままなポタリングで小田原観光を満喫
春爛漫の景色を眺めながらサイクリング
自転車で町へ繰り出すと、城下町の風情あふれるのどかな町並みが続きます。 しばらく走っていると、自然に満ちたけ景色が広がり始めました。緑を眺めながらのサイクリングは爽快。ちょうど川沿いの桜も見ごろを迎えていました。小田原は梅が有名ですが、2月から3月くらいまでは早咲きの桜も楽しめます。 25分ほど走ると、1つ目のスポット「鈴廣かまぼこの里」に到着。 自転車を置いたら、まずはアプリでスタンプの取得を。ジャパンエコトラックのアプリにはスタンプラリー機能があり、ルート上に設定されているポイントに到着するとスタンプが獲得できます。 ここには、かまぼこの老舗・鈴廣の本店のほか、鈴廣が経営するカフェやレストラン、ショップ、博物館、ビール醸造所などさまざまな施設が入っており、ちょっとしたテーマパークのよう。 なかでもおもしろいのが「かまぼこ博物館」。1階にはかまぼこの原料や歴史について学べる展示があり、奥の工房では職人たちがかまぼこを作る様子をガラス越しに眺められます。 ところで、かまぼこ職人には国家資格があるのをご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。鈴廣には国家資格である水産練り製品製造技能士の1級を保有する職人が多く在籍しているそうです。 2階はかまぼこ板絵美術館となっており、3階は「あげかま体験教室」などが楽しめる、食と科学をテーマにしたフロア。館内で一番人気があるのは、「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」だそうです。 当初は体験教室に参加する予定だったのですが、このサイクリングルート体験が雨天順延となったこの日は、すでに教室は予約でいっぱい。体験できず残念です……。 かまぼこ博物館での体験教室は老若男女問わず人気があり、平日でも休日でもかなり予約が入るそうなので、早めの予約がおすすめです。
かまぼこの里は見どころいっぱい!
敷地内を歩いていると、目を引くのが電車の車両。「えれんなごっそ CAFÉ107」にあるこの車両は、実際に箱根を走行していたものを引退後に譲り受けたのだそう。 車両内でもコーヒーや食事を楽しむことができ、時折車内アナウンスが流れるところもおもしろい。 鈴廣の直営店は5店舗ありますが、贈答用の特注品販売を行っているのは本店だけ。伊達巻をさらにかまぼこで巻いたものや表面に柄や文字を施したものなど、まるでアート作品のようなかまぼこの数々が並んでいます。どんな人に贈っても喜ばれそう。 お土産の購入にぴったりなのが「鈴なり市場」。多種多様なかまぼこ製品のほか、雑貨店、干物店、かまぼこバー、カフェなどが入っています。 ここでしか食べることができないのが、「汐風カフェ」の伊達巻を使ったチュロス、スムージー、ジェラートの3品。この時期はおでん串を模したかわいいケーキもありました。 この日はちょうど早咲きの桜が満開で、かまぼこの里の中心部に植えられている「大漁桜」が盛大に咲いていました。 敷地内ではたくさんの花や果物の木々が見られ、豊かな自然に癒やされます。春の花々をはじめ、夏は新緑、秋は紅葉と、年間を通して美しい景色が見られるそうです。 鈴廣かまぼこの里 所在地 神奈川県小田原市風祭245