「夫に子どもの世話を頼んだら…絶句した」“何もしない夫”が生まれてしまうワケ
こんにちは。人生や人間関係を上手くいかせたい共働き女性に向けて本質思考をアドバイスする、リアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。 前回のコラムでは、「旦那が家事や育児をやった気になっている問題」についてお話しました。 【漫画で読む】「ここの家賃を払ってるの俺だろ?」妻にキレる夫の、呆れた言い訳 この問題に付随して子どもを持つ女性から頻繁に聞くのが、「夫が何もしない、してくれない」というもの。 よくあるのが、妻である女性の手が離せないときに、「ちょっと子どもを見ててくれる?」と夫に頼むとします。 このとき妻は夫に対して、「子どもと一緒に遊んでくれるだろう」「危ない目に遭わないように注意してくれるだろう」というように期待をしています。 しかしこの後、そんな妻の期待は一瞬で打ち砕かれてしまうんですよ。 なぜなら夫は、本当に子どものことを「見てるだけ」だからです。
子どものことを「見てるだけ」の夫
子どもが1人で遊んでる様子をボーッと眺めている。 子どもが転んだりどこかに身体をぶつけたりしたのに、それでもまだ見てるだけ。 中には、スマホをいじりながらたまに子どもに目をやるという父親の話もよく聞きますから、こうなってくるとほとんど見てないんですよね。 これは、数年前に僕の妻が買い物に行ったときの話です。 売り場で小さい男の子が1人でウロウロしていて、エスカレーターから転げ落ちそうになっていたので、とっさにその子の手を引いて事なきを得たそうなんですよ。 妻が「一体親は何をしてるんだ」と思って周囲を見渡したら、その様子をボーッと見ていた1人の男性がいたそうです。 目が合った瞬間、ハッと驚いてこの男性は子どもの元に駆け寄ってきたそうですが、お礼も謝罪もなくその場を立ち去っていったのだとか。 帰宅後に妻は「あり得なくない!?」と怒りながら事の顛末を話してくれたのですが、彼女も「子どもを“見てるだけ”の旦那さんの話はよく聞く」と言ってました。
女性よりも男性の方が圧倒的に打たれ弱い
労働環境によっては慢性的な疲れが取れないまま休日を迎えることになり、何もする気力が起きないという人がいるのは紛れもない事実です。 PCもフル稼働させたまま使っていればフリーズするので、これは人間の場合も同じです。 この状態になると、「自分の頭で考える」ということをしなくなるので、言われたことしかできなくなるんですね。 場合によっては、言われたこともまともにできない場合もよくあります。 「なに男性擁護しちゃってんのよ! 女の方がいろいろと大変なのに!」という声が聞こえてきそうですが、基本的に女性よりも男性の方が打たれ弱いんですよ。 その理由の一つが、女性は出産を機に強くならざるを得ないからです。 前回のコラムで、『ミステリと言う勿れ』の主人公である整くんの台詞を引用させていただきましたが、「ちょっと目を離したら死んでしまう生き物を育てる」わけですから、強くなるのは当たり前なんですよね。 あと、自分の弱さや未熟さを自覚して受け入れるのは、圧倒的に女性の方が多いです。 男性は、自分の弱さや未熟さを意地でも認めようとしない人が多いので、だからほとんどの男性は指摘をしても過剰に嫌がるし、言うことを聞かないのです。 打たれ弱い人って自分の弱さや未熟さを認めませんから、そういう人ほどストレスにさらされ続けると、フリーズしやすくなるんですよね。 「だから男性のことを大目に見てあげて、女性が包容力を身につけましょう」なんて言いません。 これ以上大変なことが続いたら、今度は女性の方がフリーズするからです。 ただ、「夫が何もしない、してくれない問題」を少しでも解決するために、もう一つだけ女性にやってほしいことがあるんです。 そのことについては次のコラムで詳しく解説していきます。
藤本シゲユキ
京都府出身。17歳から29歳までギタリストとして、バンド漬けの日々を送るが、30歳を迎える前に以前から興味があったホスト業界に転身する。入店2ヶ月目でNo.1の座を獲得し半年後に退店、独立。その後、5年間にわたりホストクラブの経営者として奮闘するかたわら、現場で知り合った累計1,000人以上のお客様の恋愛相談をこなす。その時に培ったノウハウを更に改良し研究を重ね、現在はリアライフカウンセラーとして活動中。「日本中の女性を恋愛だけではなく人生単位で一生しあわせになれるよう導く」を天命とし、カウンセリングのみならず、書籍出版はじめ幅広く執筆。座右の名は「勤勉は幸運の母である」。