中国人のぜいたく品への支出、昨年は1兆元超
【東方新報】中国の高級品市場の分析を行う「要客研究院(Yaok Institute)の発表によると、昨年中国人は1兆400億元(約21兆4026億円)をぜいたく品や高級品の購入に費やし、世界の高級品市場全体の38パーセントを占めた。 同院の周婷(Zhou Ting)院長は、中国のぜいたく品産業は今や中国の消費成長をけん引する中核的な力になりつつあるという。 昨年の中国のぜいたく品市場は、11パーセント成長して6077億元(約12兆5065億円)に達した。これは世界のぜいたく品市場の約22パーセント占める数値だ。また中国人がぜいたく品を購入した場所の内訳は国内が58パーセント、海外が42パーセントだった。 ぜいたく品消費をけん引する中核都市は、昨年も引き続き上海市、北京市、海南省(Hainan)の三亜市(Sanya)だった。また海南省の省都である海口市(Haikou)は、昨年ぜいたく品消費が89億元(約1832億円)に達し、成長率が89パーセント増加となり、中国で最も高い成長率の都市となった。 要客研究院は、今年中国のぜいたく品市場の成長率は約12パーセントと予想している。これは世界のぜいたく品産業の成長率にほぼ肩を並べる数値だという。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。