NEC、高速ウォークスルーや半屋外対応が可能な顔認証ソフトウェア「Bio-IDiomエッジソフトウェア」
日本電気株式会社(NEC)は5日、高速ウォークスルーや半屋外対応が可能な顔認証ソフトウェア「Bio-IDiomエッジソフトウェア」を販売開始したと発表した。価格は、カメラ1台あたり12万7200円(税別)。 Bio-IDiomエッジソフトウェアは、歩きながらでも高速かつ高精度で顔認証を行えるソフトウェア。従来製品「NEC AI Accelerator」のコンセプトを継承しつつ、最新の市場ニーズに対応すべく機能を強化して提供するという。 具体的には、ウォークスルー利用時のカメラ同時最大接続数を、従来の1台から4台へと拡張しており、システムの導入費用を抑えられるようになったほか、各種入退出システムとの連携機能を小型エッジデバイスに集約して提供することで、従来製品では必要だった中間サーバーが不要となり、運用コストの削減につながるとのこと。将来的には。映像分析等のソフトウェアとの連携により、顔認証以外の用途での活用も検討しているとした。 また、NEC製エッジ管理基盤との連携により、システム構築や運用保守作業の効率化が可能。エッジデバイスについては、NECプラットフォームズ製「コンパクトボックス型コントローラ」などを活用でき、屋内外問わず多種多様な環境に対応可能という。 このほかセキュリティ機能として、印刷物や動画等を用いた、他人によるなりすましを防止するオプションを提供する。
クラウド Watch,石井 一志