イスラエル、イエメンを空爆 フーシによる攻撃から数時間
(CNN) イスラエル軍は19日未明、イランの支援を受ける反政府武装組織フーシのイエメンの拠点を攻撃した。フーシはこの数時間前、イスラエルへ攻撃を仕掛けていた。 イスラエル国防軍(IDF)は声明で、首都サヌアの港湾やエネルギーインフラなどへの空爆は、過去1年間にフーシが行ったイスラエルに対するミサイルおよびドローン(無人機)攻撃に対する報復だと述べた。これらの攻撃はほぼ迎撃されている。 フーシが運営するマシラテレビは、イスラエルの攻撃はサヌア近郊の2カ所の発電所のほか、フダイダ港と石油施設を標的としており、死傷者が報告されたと伝えた。 イスラム組織ハマスによる昨年10月7日の攻撃を受けイスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を繰り広げる中、イスラエルとフーシの間の緊張は数カ月にわたって高まっており、世界の指導者たちは中東紛争の拡大のリスクを警告している。 IDFによると、同日未明にイエメンから発射されたミサイルは迎撃され、イスラエル中部では警報が鳴り響いた。