吉高由里子“まひろ”を手まねき、そして…柄本佑“道長”の行動に視聴者ヒヤリ「バレてもいいと思った?」<光る君へ>
吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第36回「待ち望まれた日」が9月22日に放送された。まひろ(吉高)との関係を匂わせるような道長(柄本佑)のふるまいに、倫子(黒木華)も何か察した様子。視聴者からも突っ込みの声が続出した。(以下、ネタバレがあります) 【写真】別人のように陰気なききょう(ファーストサマーウイカ) ■どよめく人々「あうんの呼吸で歌を交わせるなんて」 「源氏物語」を生み出した平安時代の女流作家・紫式部の人生を描く「光る君へ」。大石静が脚本を務め、主人公・紫式部こと“まひろ”を吉高が、まひろのソウルメイトとなる藤原道長を柄本佑が演じている。第36回では、まひろが仕える中宮彰子(見上愛)の懐妊・出産が描かれた。 彰子が男児を出産したことで、すでに並ぶ者のない権力を持つ道長に、“親王の外祖父になる”という最後のピースがそろった。出産やその後の行事も盛大に行われ、まひろがそれを克明に記録した。 皇子が生まれて気が大きくなったのか、敦成親王の誕生50日を祝う宴では、道長が羽目を外す場面も描かれた。宴のさなか、離れたところにいたまひろを「藤式部」と手招きして呼び寄せ、「なんぞ歌を詠め」と指示。まひろがその場で歌を詠みあげると「さすがであるな」と誇らしげに声をかけ、隣に座って返歌を詠んだ。 「あうんの呼吸で歌を交わせるなんて…」。その場にいた女房たちでさえいぶかしんだ、この行動。道長の妻・倫子は不審な表情を浮かべて中座し、奥に控えていた赤染衛門(凰稀かなめ)は何か確信めいた表情で、まひろと道長に厳しい視線を送った。 ■「倫子様には歌を送ったことないよね!?」 まひろを熱っぽく見る道長の視線、2人の間に流れる隠しようのない親密な空気…。それらが倫子をはじめ多くの人々の目に触れることとなったこの場面に、視聴者からも「道長、やらかした」「さすがに倫子様も勘づいた?道長くん、うかつ過ぎでは」「正妻を前にして歌を詠み交わすとは…。道長、倫子様には歌を送ったことないよね!?」「倫子様が気分を害するのも無理はない」と、突っ込みの声が続々と上がった。実際、第12回では、まひろに妾になることを断られた道長が、文のひとつも送ることなく倫子と契り交わす様子が描かれている。 さらに会の後には、まひろが窮地に立たされるシーンも…。赤染衛門が厳しい表情でまひろを呼び止め、「左大臣様とあなたは、どういうお仲なの?」と問いかけたところで第36回の幕が閉じると、「優しかった衛門先生から笑みが消えた…!」「ここで次回へ…?気になりすぎる!」「まひろ、なんて答えるの?」と、次回への期待の声も続出した。 これまで、「民のための世を作る」「入内に女人の幸せはない」など、一般的な“権力者・藤原道長”のイメージとは違い、冷静で一歩引いた視点で物事を見ることができるキャラクターとして描かれてきた「光る君へ」の道長だが、彰子が皇子を産んだことで立場が盤石となり、おごりが出始めたのでは、と見る視聴者も。 「道長くん、バレてもいいと思ったのかな」「だんだん、私たちの知っている藤原道長の顔になっていくのかも」と、じんわり進む道長の“キャラ変”を指摘する声も上がるなど話題を呼び、X(旧Twitter)では今週も「#光る君へ」がトレンド1位に浮上した。 次回は9月29日(日)に第37回「波紋」を放送する。まひろが久しぶりに里に下がり、娘・賢子と再会するエピソードが描かれる。