「とても良い試合」アルテタ監督は2部相手の完勝を評価…「我々は慣れている」17歳ヌワネリの躍動にも驚かず
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、プレストン・ノースエンド相手の順当な勝利を振り返った。クラブ公式サイトがスペイン人指揮官の会見コメントを伝えている。 直近のプレミアリーグで2戦未勝利と、ここ数試合は離脱者の影響もあって難しい戦いが続いていたアーセナル。しかし、30日に敵地で行われたEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のノースエンド戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)の格下相手に3-0の快勝を収めた。 2-2のドローに終わった直近のリバプール戦からDFユリエン・ティンバー、MFミケル・メリーノ、FWガブリエウ・マルティネッリを除く先発8人を変更。GKトミー・セットフォードをファーストチームデビューさせたほか、ベテランの控え選手やMFイーサン・ヌワネリと若手を抜擢した。 試合は立ち上がりからハーフコートゲームを展開した中、前半半ばにセットプレーからFWガブリエウ・ジェズスの今季公式戦初ゴールで先制に成功すると、数分後にはヌワネリの見事なコントロールシュートで追加点。2点リードで臨んだ後半は途中出場のFWカイ・ハヴァーツのゴールでトドメを刺し、以降はそつのないゲーム運びでクリーンシートも達成した。 試合後の会見では前ラウンドのボルトン戦の2ゴールに続くゴールを記録するなど、攻撃面を中心に輝きを放った17歳MFに関する質問が集中した中、アルテタ監督は格下相手のカップ戦でも緩みを見せずに戦い切ったチームの姿勢をまずは称えている。 「とても良い試合だった。この試合で熱意を持ってプレーすること。正しい姿勢と献身を持ってプレーすることについて話したが、彼らは確かにそれを示し、準々決勝に進出できてとてもうれしい」 また、開幕からなかなか結果が出ていなかった状況で初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍を見せた背番号9の活躍については「彼にとって1月以来のゴールで、久しぶりのゴールだったと思う。これで精神的に解放されて、前に進むことができると思う。今夜はいいパフォーマンスだった」とコメント。今後のさらなる活躍を期待した。 そして、この試合で主役を担った17歳の逸材に関しては日頃のトレーニングでのプレーぶりを見れば「驚きはない」としながらも、その性格や日々の真摯な取り組みを含め、今後のさらなる覚醒へ正しい歩みを見せていると大きな期待を寄せている。 「(スーパーゴールについて)昨日のトレーニングでも決めていたし、我々はそれに慣れている。彼は才能に恵まれ、正しい姿勢を持ち、適切なプレーヤーと環境に囲まれている。我々は正しい順序で一歩ずつ確実に積み重ねていく必要があるが、ここには優秀なお手本がいる」 「信じられないかもしれないが、彼はほぼ毎日トレーニングでそれをやっている。彼にはこの資質、この性格があり、物事を起こすためにそこにいる。彼は周りに誰がいるかを気にしないし、自分で決断する必要がある。彼はそれをやっていて、今夜は素晴らしいゴールを決めた」 「彼はとても個性的で、ボールを欲しがり、物事を成し遂げようとする。外でも周りでも、いつものように少し静かだが、17歳でとても礼儀正しく、勤勉さは素晴らしく、自分の仕事を愛している。それは見ての通りだと思うよ」 「彼がどれだけのスピードで成長するかは、彼次第だが、私は彼にとても満足しているよ」
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