小棒懇、潜在的需要に注視 商慣習見直し生産性向上
全国小棒懇談会は24日、都内の鉄鋼会館で幹事会後に会見を行い、園田裕人会長(日本製鉄常務執行役員厚板・建材事業部長)は小形棒鋼を取り巻く環境について、「半導体や物流倉庫、インバウンド関連など潜在的需要は間違いなくある。いつ、どれぐらいの規模で出てくるかを注視しており、しっかり対応できるよう課題を解決しておく必要がある。人手不足問題が顕在化しているが、政府や業界、現場レベルなどで具体的対策を講じている。われわれ自身も生産性向上に取り組みながら、個社の判断で商慣習を見直すなど、サプライチェーンに価値を認めてもらう活動を続けてもらいたい」と述べた。