『ザ・トラベルナース』吉子(安達祐実)が柚子(森田望智)に痛烈ビンタ 患者とナースのパワハラ問題を描く第4話
俳優の岡田将生が主演を務め、中井貴一とタッグを組むテレビ朝日系連続ドラマ『ザ・トラベルナース』(毎週木曜 後9:00)の第5話が、きょう14日に放送される。今回は、患者とナースのパワハラ問題が同時多発し、クリーンな院内改革を推し進める院長・薬師丸卓(山崎育三郎)も、自らの理想を実現するため、院内外を問わず大きく動き出す。 【場面カット】安達祐実のビンタが森田望智に炸裂 『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2012年~)の生みの親である脚本家・中園ミホ氏が22年、世に送り出した痛快医療ヒューマンドラマ『ザ・トラベルナース』。2年ぶりの続編となった今シリーズでは、那須田歩(岡田)と九鬼静(中井)のコンビが、“働き方改革”の波が押し寄せ、ますます混沌を極める日本の医療界に降臨。慢性的な医師不足に加え、医師や看護師の残業時間にも大きな制限がかかり、縮小の一途をたどる命の現場で、新たな闘いに挑む。 第5話には、大河ドラマ『光る君へ』で藤原兼家を熱演して話題となった段田安則が、がん患者・五味武久役でゲスト出演。五味が新たに入院してきたことで、物語は急展開を迎える。 ナースとして目の前に現れた静を見るや、五味は「しず坊!?」と驚く。実は、静と中学まで学び舎を共にした同級生だった。不意の再会によって、初めて明らかになる“静の少年時代”。そんな中、五味が院内におけるパワハラ連鎖の火つけ役となり、入院初日から強烈なパワハラを連発。会社の部下だけでなく、医師やナースをも困らせていく。 一方、どんなに理不尽な患者の言動もさらりと一蹴。プロとして自己犠牲もいとわず、看護の仕事と向き合うクールな中堅ナース・金谷吉子(安達祐実)は、半人前のくせに文句ばかり言う新人ナース・中村柚子(森田望智)を連日指導することに。吉子の厳しい指導に対し、不満を爆発させた柚子が「完全にパワハラだ」と、看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)に直訴してしまう。 しかもその矢先、五味の横暴ぶりにもブチギレた柚子が、医師でもないのに勝手に余命宣告。私的感情に流され、あるまじき行動を取った柚子に、吉子が痛烈なビンタを食らわせる場面も。 この騒動はすぐさま薬師丸の耳にも入り、吉子に解雇の危機が。一方、死期が近づく五味の心に、静は懸命に寄り添おうとする。パワハラ騒動の裏に隠された各々の思い、そこから浮かび上がる人とのふれあいの中で大切にすべきことが描かれていく。