日大アメフト部は“一旦”廃部、一方で進まないガバナンス改革…取材記者が感じた日大への違和感とは
■地に落ちた“日大ブランド”…「信頼」の回復なるか
林理事長は12月の会見で、学生らに対して「日本大学を信頼してほしい」という発言をしたが、看板をすげ替えるだけの“一旦”の廃部の決定や、具体性に欠けるガバナンスの改善計画の提出など、今のところ好転の兆しは見えていない。そんな中、「信頼してほしい」という言葉を持ち出すのは少々早すぎたのではないか。 第三者委員会の会見でも聞かれた言葉だが、「今のままでは日大は再生できない」。ポストに残留した林理事長は今後、新しく迎える学長らとともに、どういったガバナンス改革に出るのか。理事会を含む学内関係者が一丸となって、山積する問題一つ一つに丁寧に向き合い、日本大学の再建に取り組んでほしい。 (※肩書は全て2023年12月現在)