なぜ高額なまま別れ? 現役引退時の市場価値ランキング1位。あまりに残念…。24歳、25億の価値でお別れの理由は?
「市場価値」はサッカー選手の価値を表す一つの指標であり、年齢や成績によって変動する。今回は現役引退した選手にフォーカスを当て、高い価値がある状態でスパイクを脱ぐことを決断した選手をランキング形式で紹介する(市場価値はデータサイト『transfermarkt』を参照)。
1位:エノック・ムウェプ(元ザンビア代表) 生年月日:1998年1月1日 引退年:2022年10月(24歳) 市場価値:1800万ユーロ(約25.2億円) あまりに突然の引退発表だった。ブライトンの新たな中盤のキーマンとして期待をされていたエノック・ムウェプは2022年10月に遺伝性の心臓疾患との診断を受けてユニフォームを脱ぐことを決断した。 ザルツブルクで台頭したムウェプは中盤でのエネルギッシュなプレーが持ち味の選手で、2021年夏にシーガールズ(ブライトンの愛称)の一員となった。2021/22シーズン後半からはアレクシス・マック・アリスター(現リバプール)とイヴ・ビスマ(現トッテナム)、モイセス・カイセド(現チェルシー)と強力な中盤を形成して出場機会を増やしていた。 ところが続く2022/23シーズン開幕直後に先述した理由で現役引退を余儀なくされた。当時の年齢は24歳であり、サッカー選手としてこれからという時に悲劇が襲った。当時の市場価値は期待の有望株だったこともあり、このランキングで1位となる1800万ユーロ(約25.2億円)だった。引退発表のコメントで「医療的なアドバイスを受けて、スパイクを脱ぐ必要があるということを発表したい。ただ、サッカーとの関わりはこれで終わりではない。今後も何らかの形で関わっていくつもりだ」と明かしたように、現在はブライトンユース指導者として第二の人生を歩んでいる。
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