「一緒に投資を」中国ハーフ女性名乗る人物に好意抱き、70代男性3千万円だまし取られる
和歌山県警橋本署は4日、同県橋本市内の70代男性が、SNSで知り合った人物に約3千万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺被害に遭ったと発表した。 同署によると、今年10月上旬、男性のスマートフォンにSNSを通じて日本人と中国人のハーフの女性と名乗る人物から連絡があった。男性はやりとりを通じて好意を抱くようになり、相手から「叔父が金相場の分析をしている。指導を受けて一緒に金の投資をしないか」と持ち掛けられた。 男性は投資を行うことを決め、10月12日から11月26日にかけて11回にわたり、自分のネット銀行から相手が指定する口座に計約2千万円を振り込んだ。その後、「投資で利益が出ている」「免税手続きをすれば税金が安くなる」などと言われ、さらに1千万円を指定の口座に振り込んだ。 男性が出金しようとする際に相手から「税金が先に必要」と言われ、金融機関で振り込むための現金を引き出そうとしたら「詐欺かもしれない」と指摘され、被害に気づいたという。