香G1・10勝ゴールデンシックスティの引退を香港JCが発表 余生はノーザンホースパークで過ごす
香G1・10勝を挙げた歴史的名馬ゴールデンシックスティ(Golden Sixty、セ9、香・K.ルイ厩舎)の引退が現地時間13日、香港ジョッキークラブより発表された。 【写真】香G1・10勝を飾る名馬の軌跡 同馬は父Medaglia d'Oro、母Gaudeamus、母の父Distorted Humorの血統。デビュー4戦目こそ10着に敗れたが、以降は連戦連勝の活躍で、20年1月のチャイニーズクラブチャレンジC(香G3)を皮切りに次々と重賞タイトルを獲得した。21年から23年にかけ、チャンピオンズM(香G1)3連覇を飾るなど香G1・10勝。昨年暮れの香港マイルでも、ナミュール、セリフォスら日本馬5頭を破っていた。前走、4月のチャンピオンズM(香G1)では単勝1.3倍の1番人気(JRAオッズ)に支持されたが4着。去就に注目が集まっていた。 オーナーは引退に際し、「ゴールデンシックスティは私と私の家族にとって、単なる競走馬以上の存在。彼が走る姿を見ることは、私の人生における最大の喜びのひとつだった」とコメント。また、管理したK.ルイ師は「このような素晴らしい馬を調教できたことを光栄に思います」、主戦を務めたC.ホー騎手も「こんな素晴らしい馬に乗れるなんて、一生に一度のチャンス。私たちが共有したすべての素晴らしい経験に感謝したい」と思いを寄せた。 今月22日にシャティン競馬場で引退セレモニーを実施。その後は北海道のノーザンファーム(ノーザンホースパーク)で余生を過ごすことも発表された。