【競泳】鈴木聡美の史上最年長での挑戦 ロンドン以来のメダルへ「とにかく全力 200%の力を出せるようにしたい」
鈴木選手はさらなる成長を遂げるべく、2024年に向けて200mの準備も進めていきます。持久的な要素が日々の練習で求められるため、かなり厳しい挑戦ではありましたが「私は不器用なんで全部やってみて体に感覚を覚え込ませるしかない」と10歳以上若い学生選手たちに負けじと共に練習を重ねていきます。 そしてむかえた今年3月の代表選考会で100m、200mの両種目で、2017~2023年に行われたオリンピックと世界選手権の準決勝10位相当を目安に設けられた厳しい参加標準記録を突破。優勝を果たし、パリ行きの切符をつかみました。
パリ五輪に向けては、多くの有力選手が海外合宿を行うなか、慣れた環境の国内でじっくり調整を続け、レースで最もスピードが出るスタート、ターンの動きを改善も含めて、準備してきました。 そして、パリでの目標には「自己ベストの更新」を掲げます。パリオリンピック出場選手の資格記録リストを見ると、鈴木選手は100m平泳ぎでは11番手(1分05秒91)、200m平泳ぎでは13番手(2分23秒09)。しかし、100mは1分05秒44から91までは9人と混戦模様です。メダル獲得という12年前の再現に期待もかかりますが、そうした状況からも鈴木選手は「まずは自分の泳ぎに集中すること(自己ベスト更新)が良い結果(順位)を生み出すと考えています」というスタンスで臨みます。 「とにかく全力、200%の力を出せるようにしたいです」という鈴木選手がどのような泳ぎを見せてくれるのか。楽しみです。 鈴木選手が出場する種目のスケジュール(パリオリンピック公式HPより) ◆競泳女子100m平泳ぎ(日本時間) 予選 :7月28日 18時 準決勝:7月29日 4時10分 決勝 :7月30日 4時25分 ◆競泳女子200m平泳ぎ(日本時間) 予選 :7月31日 18時 準決勝:8月1日 4時51分 決勝 :8月2日 4時4分