勝みなみ「予選落ちもするけど3勝する、そんな選手になりたい」【米女子ツアーで活躍する選手の本音】
9人の日本人選手が参戦するアメリカ女子ツアー。2024年6月4日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、海の向こうから“なでしこ”たちのメッセージをお届けする企画が始まった。第1弾はアメリカ2シーズン目を迎えた勝みなみ。なぜ勝はアメリカを目指したのか、アメリカで見つけた自分のスウィングとは何か、日本では語られなかった勝の本音を「みんゴル」読者にもお届けしよう。
●プロフィール 勝みなみ。1998年生まれ。鹿児島県出身。 高校1年のとき、史上最年少でアマ優勝。黄金世代を引っ張るひとりで、日本女子ツアー8勝。昨シーズンからアメリカ女子ツアーに参戦し、シード権を獲得。 ロレックスランキング77位(5/16時点)
「アメリカのタフなコースを体験してみたかったんです」
GD アメリカ参戦2年目のシーズンに入りましたが、いま、どんな感想をお持ちですか? 勝 もちろん優勝したいっていう気持ちはあるんですけど、それ以上に、自分の好きなゴルフを好きなだけ楽しみたい、っていうのが一番にあるんです。優勝したいなら、日本ツアーでもいいんですけど、いろんなコースでラウンドしたい、っていう気持ちが実は一番強くて。もし旅行でアメリカの試合開催コースを回ろうと思っても、試合のセッティングで回ることはできませんよね。自分がいま一番好きなゴルフを楽しむためにアメリカへ来た、っていう感じです。 GD 優勝やシードのことはあまり考えていない? 勝 せっかくアメリカに来て、せっかく楽しいゴルフをやっているのに、結果ばっかり求めてしまうと、自分のプレースタイルというか、自分が考えているゴルフができないと思うので、そこは変えたくないんです。どれだけゴルフを楽しんで、どれだけフルパワーを出せるか、パフォーマンスを上げていけるか、というのを求めていきます。 GD QTのときに、日本では自分の飛距離だと思ったゴルフをさせてもらえないから、という理由を挙げていましたが、実はアメリカのいろんなコースを回りたかったんですか!