小池都知事が記者会見11月1日(全文3完)前に進めるものは進めねばならない
決定過程への疑問は解消されたのか
共同通信:共同通信の恩田です。今回、決定前提だったIOCの進め方に少し批判の声も、かなりあったと思うんですが、知事、いつどこで、誰がどのように決めたのか分からないとおっしゃっていたと思うんですけれども、その疑問というのは調整委を通じて解決されたのかということと、都としてこれまで準備してきた蓄積とノウハウがあると思うんですが、その辺はどのように札幌と今後協力していくかという2点をお聞かせください。 小池:まずいつ誰がどこでっていうのは、何度かこちらから質問状や会談でのやりとりの中で伺いましたが、非常にざっくりとしたお話が多く、まだ分からない点もあります。それから、2つ目がなんだ。そして一方で、これまで蓄積してきたものがございます。それは都として今後のセレブレーションマラソン、名称はともかく、そういったことにも今後、人員も振り向けていかなければなりませんでしょうし、それらについては今後考えていきたいと思います。じゃあラストで、すいません。一番後ろ。
予備費対応となった時、負担が生じる可能性は?
読売新聞:すいません、読売新聞の【イシハラ 00:39:59】と申します。合意事項について2点ほどあるんですけれども、まず、札幌に変更された際に発生する新たな経費は東京都に負担させないとありますが、これはつまり、例えばこれまでコーツ委員長は予備費での対応っていうのも検討されていたと思うんですけれども、予備費になった場合は東京都も負担する可能性が出てくると思うんですけど、予備費対応となったときでも東京都は負担することがないということになっているのかっていうことがまず1点と。 あともう1点が、東京都、組織委員会が支出したマラソン、競歩に関連する経費については、東京都において別の目的に活用されないものは東京都に負担させないこととあるんですけども、この別の目的に活用できるものとできないものというのは具体的にどういうものなのかという点で、例えばセレブレーションマラソンで、今、整えている道路を使うとなるとすれば、例えば遮熱舗装でこれまで300億円程度お使いになっていたと思うんですけど、その部分は経費について、もう計上しなくて済む、逸失利益というか、請求しなくて済むことになるのかっていうこの2点をお願いします。 小池:1点目の予備費うんぬんですけれども、もはや東京都とすれば合意をしていないわけでございまして、かつ、合意した中身については東京都はその経費を負わないということを明確にここで白日の下に決められているわけでございますので、それについては東京都として、それが結果的にどうなさるのかは、それこそ私どもはそれについては合意しておりませんので、勝手に、じゃあここ東京都ね、と言われるようなことは、普通はあり得ませんので、必ずそういう方向でやってもらうようになります。じゃなければ今日やった意味がありません。 それから2つ目の、これまで使ってきたお金について、掛けてきたコストでありますけれど、さまざまなものがございます。アイテムごとによって、それはまた別のところでも使えるとか、よく精査をいたしたいと思います。そしてまた、舗装については、これも大会で使うキロっていうか、そこだけではございませんので、それらもこれからの、もう一度あらためての計算になろうかと、このように思っております。じゃあ以上です。 (完)【書き起こし】小池都知事が記者会見11月1日