小池都知事が記者会見11月1日(全文3完)前に進めるものは進めねばならない
今回の結果は「実」を取ったと言えるのか
日本テレビ:もう1点なんですけど、今回の結果なんですが、マラソン、競歩は札幌のほうに移ります。ただ、他方でバッハ会長のほうから直接メールで、セレブレーションマラソンの開催という新たな提案というか、あれもありました。都としては今回の結果というのは実を取ったものというふうにいえるんでしょうか。知事としてどうお考えですか。 小池:マラソンのコースの方々の期待感、自治体、町会であったり商店街であったり、その期待は本当に大きいものがあります。せっかく準備してたのにというのは、これはもしその立場を変えれば、やっぱり残念だと思うんですよね。その方々にとっても私にとっても残念であります。 そこをやっぱりなんとかしてくださいということも、こちらから投げさせていただいて、その結果として戻ってきたのは、とても具体的なご提案だと思っております。マラソンコースに決まっていたところを使ってマラソン大会をやりましょうと。IOCと共同でというお話は、このあとどうするかについてはしっかり詰めていかなければなりませんけれども、やはり幻のマラソンコースを幻に終わらせないためには1つの具体的な実になるのではないかと思います。
今後ワンチームでやっていけるのか
日本テレビ:最後に1点です。先ほど東京新聞さんの方も質問してた件で、ちょっと答えがなかったので、今後、ワンチームでやっていけるのかどうかというところをお願いします。 小池:やはり、今回の4者協議もそうでありますけれども、それぞれ関係者、これに都民、国民が皆さん付いておられるわけで、まさしく機運醸成の段階ですよね、今や、本当は。もうそこに集中していたいぐらいのところでありますけれども、そこに別のエネルギーを使ってしまって、職員もこれまで担当してきたのがいきなり変わって、もう戸惑うしかなかった。 ただ、今回のこの結論を、合意なき決定ではございますが、前に進めるものは進めていかなければなりません。そういう中で、やはりワンチームとして大会を成功させるんだ、これはオリンピックもパラリンピックも、そしてIFもNFもそれぞれ関係する人たちがやはり前を向いて素晴らしい大会にしようじゃないかという、そのことが機運醸成の全てのプラットフォームになるというふうに思います、基礎になると思います。そういう意味でワンチームというのは欠かせないことだと思っています。