鴨川の「古代大賀蓮の里」で大賀ハスが見ごろ(千葉県)
鴨川市北小町にある「古代大賀蓮の里」で、大賀ハスが薄紅色の大輪の花を咲かせている。 大賀ハスは、千葉市の東京大学農学部検見川厚生農場で、昭和26年に発掘された約2000年前のハスの実から発芽、開花した古代ハス。発芽を成功させたハス博士の故・大賀一郎氏の姓をとって「大賀ハス」と呼ばれている。 北小町の大賀ハスは、市内の篤志家が種を自宅で育て、同所の水田に移植して一般公開していたもの。平成22年に水田ごと鴨川市に寄贈された。 例年7月上旬に見ごろを迎えるが、市農林水産課によると、今年はイノシシやザリガニによる被害があり、ようやくハス田の一部で花が咲き始めた。 同課の担当者は「今週末ごろまでが見ごろ」と話している。 花が開いている午前中の観賞がおすすめ。場所は、長狭街道を鴨川市街から保田方面に進み、河岸坂上(かしさかうえ)バス停の手前にある「古代大賀蓮の里入口」看板を左折。案内板に従い500メートルほど進むと右手にある。駐車場やトイレなども整備されている。