フィギュア最強ロシアの五輪参加に反応様々 坂本「燃える」千葉「今は勝つ自信がないけど…」【全日本】
全日本選手権が開幕
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)では大会3連覇中の坂本花織(シスメックス)が78.92点で首位発進した。大会開催中に駆け巡ったのは、ロシアとベラルーシの選手が2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の予選参加が認められた話題。日本の選手からは「燃える」「今は勝つ自信はない」と様々な反応が上がった。 【動画】「作者はメダルに値」 坂本花織がファンを魅了したコスチュームで演技した映像 日本時間20日、国際スケート連盟(ISU)はウクライナ侵攻で国際大会から除外されていたロシア、同盟国のベラルーシの選手について、中立選手(AIN)として2026年五輪の予選参加を認めることを発表。男女で各1枠の獲得が可能となり、フィギュアの五輪予選は来年9月に北京で実施される。 まだロシア勢と五輪で直接戦うことが決まったわけではないが、最強国の“復帰”はメダル争いに大きく影響する。SPの演技後に取材エリアで知らされた坂本は「えー! このタイミングで!」と驚きを隠せず。そのうえで世界選手権3連覇中の女王は闘志を燃やした。 「以前は3人(出場)だったので、誰かの間には入りたいという気持ちがあった。その気持ちがまた復活するんだなって思うとめっちゃワクワクします。今、ロシアだけじゃなくて米国とか他の国も強いので、やっぱりその強い選手がたくさんいる中で戦えるというのはめちゃくちゃ燃えます」 一方、74.72点で3位発信した千葉百音(木下アカデミー)はSNSで翻訳機を使いながらニュースをチェック。「ISUが許可した!」と知ったという。「4回転をポンポン跳ぶ選手がたくさん出てくると思うので、今は完全に勝てる自信がないけど」と口にしつつ、「1年後にはやっぱり日本代表として胸を張って、自分の目標とする試合に出場する自信が常に備わってないといけない」と気を引き締めた。 そのために「今の自分に足りないのはジャンプ力」と再認識。「もちろん怪我をしないように4回転の大技を練習するのが大事だし、他のトリプルジャンプも安定させるのが本当に大事。やっぱり入れていかないといけないと強く感じました」と挑戦を続けていく。 女子フリーは22日に行われる。
THE ANSWER編集部