正常進化を果たした国内最高級サルーン「トヨタ・アルファード」【最新ミニバン 車種別解説 TOYOTA ALPHARD】
インストルメントパネル
シャシー関連でも独自の味わいが強調される。全車19インチタイヤを履くヴェルファイアに対して、アルファードのそれはあえて17~18インチという設定としている。特に最上級のショーファードリブングレードである「エグゼクティブラウンジ」は、17インチに今回新機軸である「周波数感応型ショックアブソーバー」という専用の組み合わせで、最優先の特等席といえるセカンドシートの快適性を追求している。
居住性
柔らかな身のこなしの「エグゼクティブラウンジ」は運転感覚にちょっとクセがあるが、最新のGA―Kプラットフォームを土台とする新型アルヴェルの走りの資質が、飛躍的に進化しているのは間違いない。特にステアリングの正確性やフラットな乗り心地、リヤがしっかり踏ん張ったハンドリングは印象的だ。そんな走りの進化は、実はレーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストを作動させた「半自動運転」で、より実感できるのが面白い。
うれしい装備
月間販売台数 3513台(23年5月~10月平均値) 現行型発表 23年6月 WLTCモード燃費 17.7 km/l※「Z(ハイブリッド)」のFF車
ラゲッジルーム
多少の横風や路面のうねりなどもまるで意に介さず、修正アシストがほとんど入らない滑らかな高速巡航は、根本的な直進安定性がすこぶる高い証拠というほかない。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.155「2024年最新ミニバンのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/155/
MotorFan編集部