山口県下関市・中山神社で「菊花展」、50種200鉢を本殿前に「豪華な美しさを楽しんで」
山口県下関市綾羅木本町の中山神社境内で、地元の菊愛好家団体「中山神社大菊奉寿会」の会員が育てた菊を紹介する「菊花展」が開かれている。 【写真】鹿児島市「仙巌園」で菊まつり(2023年11月)
昨年に続き2回目の今回は、会員13人が丹精込めて世話をした「金山」「越山」「一文字」など約50種計200鉢を本殿前に展示。白、黄、赤色などの花からは気品や優雅さなどが感じられ、12日も参拝客らが足を止めて見入っていた。
今年は猛暑で栽培が難しかったといい、同会講師の後藤楯夫さん(80)は「日光を当てる時間を調整するなど手をかけて仕上げた。菊ならではの豪華な美しさを楽しんで」と話している。展示は23日までの予定。
同会は市内を対象に会員を募集中で、初心者向けの無料講座も用意している。会長の蔵田順一さん(80)は「菊は国の花であり、育て上げた時の達成感は格別だ。見る喜びに加え、つくる喜びを体験してほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同会事務局の中山神社(083・253・0704)へ。