演説をする日本維新の会の吉村洋文共同代表（２１日、和歌山市で）

　日本維新の会の吉村洋文共同代表（大阪府知事）が２１日、和歌山市の街頭で衆院選候補の応援のため演説した。少子高齢化によるいびつな人口構造に危機感を示し「教育費が高いから（子どもをつくるのを）やめておこうかという社会はまともではない」と、全国での高校や大学の教育無償化を訴えた。 【保守分裂の激戦幕開け　衆院選和歌山２区の記事はこちら】 　大阪府が取り組んできた高校や大学の教育無償化を「全国でやらなければいけない」と主張。「現役世代が元気になる社会をつくれば、これからも高齢者の皆さんを支えることができる」と述べた。 　また、自民党派閥の「裏金問題」について「皆さんが一生懸命納税して頑張っているのに、なんで政治家は裏金なのか。腹が立ってしょうがない」と批判。政治家に国の将来を考えてもらおうと提言したという「０歳児選挙権」に言及し「言った瞬間に大炎上した。しかし、子どもの将来にとってどの政治家がいいか、そう思って投票するくらいの社会にならないと政治家は変わらない」と理解を求めた。 　大阪・関西万博にも触れ「さんざんメディアにたたかれているが、めちゃくちゃ面白いものが出来上がってきている」とＰＲした。