「日本海側の平地でも大雪」「不要不急の外出控えて」「東北と東海の一部で警報級の大雪となる可能性」…気象庁・国交省が大雪に関する緊急発表
今季最強の寒波が週末にかけて襲来する予報を受け、気象庁と国土交通省が緊急会見を開き警戒を呼びかけた。 【映像】気象庁・国交省が大雪に関する緊急発表 気象庁 「1月10日頃にかけて、日本付近の上空に強い寒気が流れ込んで、強い冬型の気圧配置となる。日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となる恐れがある。日本海で雪雲が発達して、9日を中心に東北地方の南部の日本海側、北陸地方、東海地方(特に岐阜県)で降雪が強まる恐れがある」 「東北地方・東海地方については、一部警報級の大雪となる可能性がある。暴風雪・暴風については、東北地方・北陸地方はそれぞれ最大 70センチの降雪量を見込んでいる。能登は平地で最大30センチを見込んでいる」 「今後の暴風、波浪の見通しは北日本から西日本にかけての日本海側で10日にかけて海上を中心に暴風雪、暴風となり、海は大時化となる恐れがある。10日まで冬型が続くが11日には冬型が緩んでくる予想だ」 国土交通省 「降雪に対する警戒が必要だ。日本海側を中心に大雪になる予想となっており、車両の立ち往生、道路の通行止め、公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生する恐れがある。不要不急の外出は控える、予定を変更することも考えてほしい」 「昨年1月24日からの大雪でも、名神高速道路関ヶ原インター付近において車両の立ち往生が発生し、通行止め解除まで34時間を要したという事例もあるため、十分に警戒してほしい」 「ドライバーには降雪が予想される地域で自動車を運転する場合は、冬用タイヤの装着、チェーンの携行と早めの装着、スコップや砂等の冬用装備の携行をお願いしたい」 「降雪状況等によって、幹線道路上での大規模な車両滞留を回避するため、予防的な通行止めとして、広範囲で高速道路と並行する国道等が同時に通行止めを行う場合がある。広域迂回の実施や通行ルートの見直しなどの協力をお願いする」 「運送事業者も冬用タイヤの装着などを徹底し、タイヤの摩耗劣化にも十分注意してほしい。一方、荷主もトラック事業者への運送依頼を控えるなど、大雪の状況に十分留意してほしい」 「公共交通機関でも遅延や運休が発生する恐れがある。特に朝や夕方の通勤、通学時には大雪の影響が出る恐れもあるため、場合によってはテレワークの活用も検討してほしい。企業の皆様にも、社員の方々に雪の影響が出る時間を避けた通勤やテレワークを推奨してもらえたらと思う」 「気象情報や交通情報は短時間で変化することもあるので、最新の情報に注意し、どうしても外出が必要な場合には十分な時間的余裕を持って行動してほしい。最新の気象情報や交通情報については、国土交通省の防災ポータルというホームページにより、様々な情報を確認することができる」 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部