【バスケ】トライフープ岡山“昇格請負人”髙畠佳介「今年は期待できる」 “悪者軍団”でB3優勝へ気合い
“恩師”信州・勝久マイケルHCから学んだバスケ観
-島根スサノオマジック時代には現在の信州ブレイブウォリアーズ(B2)の勝久マイケルHCとウェイン・マーシャル選手の2人と一緒に戦っていましたが、そのときの話を聞かせてください 2人のことが大好きですし、マイケルさんのことは日本で一番いいコーチだと思っているぐらいです。人としてもそうですし、もちろんいろんなコーチがいて、いろんなコーチの方々に学んだんですけど、マイケルさんには(コーチしてもらったのが)1年間だったんですけど、bjリーグからBリーグになって、僕が思っていた常識を180度覆すようなこともすごく教えてもらったような気がしました。バスケットボールの知識として「もっとこうしたらいいんだよ」というのを、すごくいろいろ教えていただいたり、バスケに対する向き合い方をすごく教えくれたので、今、自分があるのはもちろんマイケルさんのおかげがすごく大きいと思っています。もちろん、今までのたくさんのコーチのおかげでもあるんですけど。 マイケルさんは、一番最初にbjリーグがBリーグに変わって(B1に)昇格する形だったんですけど、本当に良い出会いだった思います。オフシーズン絶対1回は連絡しますし、マイケルさんのことは今でも、もし機会があるならもう一度一緒のチームでやりたいなと思うくらい人格としても好きですし、バスケットの指導者としても僕は憧れていて、好きです。 ウェインに関してはすごく良いやつでたまに連絡取ったりもしますし、彼は僕が見てきた外国人の中でも本当に賢い。自分の悪いところを分かっていて賢くバスケットをやっているので、あんなに賢い選手いないなと思っていました。本当に優しいやつです。なので、本当に2人のこと大好きです。 -連絡を取るときはどういった話を? マイケルさんの時は近況報告みたいな感じです。いつもジョークで「どうですか?髙畠と一緒にやってくれないですか?」みたいなジョークはいつもかましています(笑)。アシスタントコーチの久山さんともすごく仲良くて、久山さんには僕、島根時代本当に世話になったので。食事も何回も行かせてもらって、3ヶ月に1回ぐらい電話する仲です。2ヶ月に1回とか、なるべく連絡を取れる時は連絡して、本当に10分ぐらいの話題で終わろうと思っているのに1時間ぐらい電話しているみたいな。久山さんとも仲が良いです。本当に信州に今おられる3名はすごく絆が深い3人だと思っていて。特に久山と勝久マイケルさんの2人は自分のバスケット観を変えてくれた人なので、思い入れがあります。 -当時の秘話は? めちゃくちゃ覚えてるのは、ひたすら自主練したと思います。僕もバスケットボール選手として未熟だと思っていますし、今でももちろん未熟なんですけど、もっと上手くなりたいと思っていました。何よりマイケルさんがすごいなと思うのは、言葉もあると思うんですけど、人に対する期待。「あなたに期待してるよ」というのをすごく感じたんです。選手のとき、多分それは全員が感じたと思うんですけど。(チームの)底上げがすごくうまい。「この人に応えたい」という思いがすごくあった。久山ACとマイケルHCも僕が自主練していたら帰らずに一緒に残って自主練をしてくれたので。なんか単純なクローズアウトのディフェンスなんですけど、それをひたすら3人でめちゃくちゃ練習した記憶はすごくあります。 あとは小ネタなんですけど、マイケルさんは寂しがり屋。本当はみんなとご飯行きたいんですけど、コーチという立場であまりみんなとご飯に行かないじゃないですか。僕はこういうキャラなので「マイケルさん、ごはんに行きましょうよ」と言って時々食事に行かせてもらったり。寂しがりでかわいいところとかあるんです。チームでだったかもしれないですけど、家に行ったら、机の上にバスケットのことを書いてあるルーズリーフがびっしりと詰まっていて、本当尋常じゃないくらい。「この人は本当にずっと好きなんだろうな」と思いました。この人に学べてよかったと思いますよ。この2人のことの喋ったらもう止まらないですね。