宮城県東松島市 海苔漁師こだわりの味に宇賀なつみ「日本酒とか欲しいですね(笑)」
早速、おすすめの一食を味わうべく「ちゃんこ萩乃井」へ。ここは、古くから地元民に愛されているお店で「東松島市で獲れた海苔を使って作った海苔うどんがとても有名です」と菅原さん。 放送では、調理場で海苔うどんができあがるまでの“音”や麺を豪快にすする“音”もお届け。麺には海苔が練り込まれており、食べると口のなかで磯の香りがふわっと広がり、何とも後を引くおいしさです。
元力士で「ちゃんこ萩乃井」を切り盛りする店主の大森宣勝(おおもり・のぶかつ)さんや「アイザワ水産」代表で海苔漁師の相澤太(あいざわ・ふとし)さんをはじめ、東松島市にゆかりのある方々も登場し、「音の風景印」を盛り上げてくれました。 相澤さんが海苔づくりでこだわっているのは、「塩分を残すこと」。相澤さんいわく、塩分を残して生産することは“タブー”とされており、「なぜなら塩分があると、塩分は湿気を呼んでしまうので、長期保存がしにくくなるんです。だから市場流通では、それをすることはものすごく嫌われるんです」と解説。 それでも塩分を残すことにこだわる理由として「僕が作る海苔は1年以内に売り切れるので。海苔は塩味(えんみ)があったほうが旨味を感じやすいので、しっかりと塩味を残してあげる。海そのままの塩味なので、ミネラルもたくさん含んでいます。僕が海苔を食べる人に一番伝えたいことは、今の自然、今の海を感じてもらうこと。食べたときに海をちゃんと連想できるようにしているので、塩味は大切なんです」と力説します。
この日スタジオでは、相澤さんが丹精込めて作った海苔の試食も。早速口に運ぶと、宇賀は「噛めば噛むほど味がしてくる海苔ですね」とその味わいにうっとり。小山が「うん、おいしい! これは贅沢なつまみにもなりますよ」と笑顔を見せると、宇賀も「確かに、ちょっと塩味も感じられて。うわー、日本酒とか欲しいですね、今(笑)」とうなずいていました。 (TOKYO FM「日本郵便 SUNDAY’S POST」2024年1月28日(日)放送より)