学校が静まり返る日?教員の休養と生徒の自主性を両立『ひがしチャレンジデー』教員の働き方改革(2) 長崎
チャレンジデーの目的の1つが、教員の《休養・リフレッシュ》です。長崎東中学・高校の教員77人のうちこの日は、3分の2の50人が休暇を取得しました。 ■ある教員は子どものスポーツ観戦 生徒は環境を変えて勉強 田嶋 修さん「前!前~」 長崎東中学の田嶋副校長は、この日、休暇を取得し、中学2年生の次男が出場する中総体の陸上競技の応援に駆けつけました。 長崎東中学 田嶋 修副校長: 「代休が合えば見に来れるんですけど、なかなか見に来れないですね。ほとんど見に来たことないです。昨日まで仕事をして、今朝早く起きて1日体を動かしたんで、本当はなんかクタクタな体なんですけど、今日は子供のレースを見て、また明日から頑張ろうかなと。いいリフレッシュだったかなと思ってます」 ひがしチャレンジデーのもう一つの目的それは「生徒たちの自主性を伸ばす」ことです。生徒たちは、何をやって1日を過ごすのか自分で考えて、決めなければなりません。 渡部 光さん(長崎東高校 3年): 「気分転換に(学校以外の)他のところでも勉強したいなと思って今日は県庁に来ました」 登校して、教室で自学を行うこともできますが、何を勉強するのかはそれぞれの判断に任されています。 頭島 琴音さん(長崎東高校 3年): 「家であんまり勉強を集中できなくて。なので家じゃない場所で勉強しようってなった時に、図書館とかカフェとかも考えたんですけど、学校を選びました。土日にあった模試の復習に時間をあてたいなって思ってて。これを機にしっかり復習をしていきたいなと思います」 ■「将来こうしたい」につながる・確認できる日 勉強以外のことに、自宅でチャレンジをした生徒もいます。東高1年の渡邉丈氣さんがこの日、取り組んだのは『あじさいの花の色は、どうやって決まるのか?』を調べる実験でした。 渡邉丈氣さん(長崎東高校 1年): 「中学の時は、休日は実験をしようっていうのが、小学校の頃は多少はしてたんですけど、中学生になって全然してなくて、チャレンジデーができたんでやってみようってことで今実験をし始めてます」