尾道市の小中学校統廃合計画 住民が教育長に答弁撤回を求める「住民が示した試算額について事実誤認ある」
広島ニュースTSS
尾道市が市中心部の小中学校を統廃合し、新たな校舎を建設する計画で、教育長が議会で答弁した内容をめぐって反対する住民らが撤回の申し入れを行いました。 申し入れを行ったのは尾道市に住む125人です。 尾道市は市中心部の小・中学校を統合して、来年度から新たな学校を開校し2027年度には新たな校舎を建設する計画で総事業費はおよそ64億円に上るとされています。 住民らは少子化などで将来的に使用しない教室が発生するなどとして、今年5月、建設費の差し止めを求め、住民監査請求を行いましたが一部、棄却となっていました。 今回の申し入れは今年9月の市議会定例会で、議員が住民監査請求で示された「既存の小学校を改修した場合の試算額」について教育長へ質問した際、「校舎の状況が良好であることを前提に試算されたものだ」などと答弁したことに対し、事実誤認があるとして答弁の撤回を求めています。 【尾道の未来を考える会・福島光宏 代表】 「(住民監査請求では)良好でないことを前提に数字を出している。尾道市にとって大変な禍根を残すと思って、この発言は見過ごすことができない」
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