玄関に車いす夫婦の遺体、新潟 室内火災跡、逃げ遅れか
12日午後、新潟県長岡市加津保町の住宅の玄関で、車いすに乗った状態で亡くなっている高齢の夫婦が見つかった。室内に火災の跡があり、長岡署は逃げ遅れた可能性もあるとみて死因と詳しい状況を調べる。 署によると、亡くなったのは住人の藤沢林越さん(74)と妻の正江さん(71)で、2人は普段から車いすで生活をしていたとみられる。 午後3時半ごろ、住宅を訪れたヘルパーが応答がないため窓から室内をのぞくと火災の跡が見つかり夫婦の息子に連絡。中に入った息子が110番した。2人は車いす上で、のけ反った状態で見つかり、駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。