京都の盆栽展、「巨匠」の実演にインバウンド客が熱視線 チケット完売の人気ぶり
盆栽や水石を展示・販売する国内最大級の催し「第44回日本盆栽大観展」(京都新聞など主催)が22日、京都市左京区のみやこめっせで始まった。国内外の盆栽ファンが訪れ、鉢の中に表現された芸術を思い思いに堪能していた。 盆栽師が日替わりで実演する「デモンストレーション」は今年が初開催。初日は世界的に有名な木村正彦さんが登場した。来場者は、巨匠の技を目に焼き付けようと真剣な表情で木村さんの指先を追っていた。この日のデモンストレーションチケットは完売する人気ぶりで、23、24日のチケットも残りわずかという。 展示されている席飾りは、国内にとどまらず、アジアやヨーロッパ、米国などからも出品された。出品作品は事前に審査が行われ、内閣総理大臣賞には疋田直太郎さん(大阪)が選ばれた。25日まで。有料。 その他の主な受賞者は次のみなさん。 文部科学大臣賞=小西丈治(広島)▽農林水産大臣賞=柿島一喜(神奈川)▽日本盆栽協同組合賞=Gianpietro Belotti(イタリア)▽京都府知事賞=Simon Smuzikov(スイス)▽京都市長賞=大川功(茨城)▽京都府観光連盟賞=USAGI BONSAI(三重)▽京都市観光協会賞=南川範夫(三重)▽NHK京都放送局賞=矢内信幸(大阪)▽KBS京都賞=竹蓋雅幸(千葉)▽京都新聞賞=小田直紀(愛知)