新体制で序列低下の遠藤航はついにベンチ外…リバプール、ボーンマスに3-0完勝
[9.21 プレミアリーグ第5節 リバプール 3-0 ボーンマス] プレミアリーグは21日、第5節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプールはボーンマスに3-0で勝利した。今季のリーグ戦は10得点1失点の4勝1敗と上々の戦績。そんな中、遠藤は今季初めてベンチメンバーを外され、アルネ・スロット新監督のもとでの序列の低さが浮き彫りとなった。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 リバプールは14日のプレミアリーグ前節でノッティング・フォレストに0-1で敗れ、巻き返しがかかる今節。もっとも17日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ではミランに3-1で勝利しており、勢いに乗った状態でホームゲームに臨んだ。 試合は前半3分、ボーンマスが先にネットを揺らした。中盤でドリブル突破を仕掛けたMFジャスティン・クライファートがペナルティエリア際で右に向かって仕掛けると、リバプールの最終ラインが乱れたところにスルーパスを配球。これに抜け出したMFアントワーヌ・セメニョがワンタッチで押し込んだ。だが、そこにVARが介入。セメニョにオフサイドがあったと確認され、ゴールは取り消された。 すると前半26分、リバプールが先制に成功した。DFイブラヒマ・コナテが自陣でボールをコントロールし、相手最終ラインの裏にロングフィードを落とすと、これにFWルイス・ディアスが左ウイングのポジションから反応。最後は巧みなトラップで飛び出してきたGKケパ・アリサバラガをかわし、右足でゴールネットに流し込んだ。 さらに前半28分、リバプールはDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが自陣から果敢に持ち運ぶと、斜めのパスから再びL・ディアスがゴールを陥れ、2-0。同37分にはコナテのフィードを今度はFWダルウィン・ヌニェスが頭で落とすと、FWモハメド・サラーとのワンツーからエリア右を打開し、左足カットインシュートでリードを3点に広げた。 後半は大量ビハインドのボーンマスがカウンター攻撃から勢いを見せ、決定的なチャンスを連発。だが、ベンチ外のGKアリソン・ベッカーに代わって起用されたGKクィービーン・ケレハーが再三の好セーブを見せ、なかなかゴールを割らせない。結局、そのまま試合はタイムアップ。リバプールが2試合ぶりの白星で今季4勝目を手にした。 リバプールは25日、カラバオ杯3回戦でウエスト・ハムと対戦。今季に入って大きく序列を下げている遠藤の起用に注目が集まる。