新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
もうひとつの「県境区間」も工事中!?
【遊佐象潟道路】延長17.9km 山形県・秋田県の県境をまたぐ、やはり崖っぷちの難所を、高架・切土主体でで抜けていく区間です。
酒田市の北側である遊佐鳥海ICまでが2024年3月に開通したばかり。あとは本格的な山岳区間を残すのみです。 とりあえず、秋田県側では、県境手前の小砂川ICまでが「2025年度」開通予定。残る県境区間は「2026年度」開通予定となっています。現場では橋脚がニョキニョキと立ち並んでいます。 しかし、7月の豪雨で、山形県側の工事現場で盛土崩壊などが発生。さらに鳥海山周辺の史跡に関する協議も難航しており、2026年度に間に合うかは不透明になったと発表されています。 【二ツ井今泉道路】延長5.9km 能代~大館のなかで、ポツンと途切れた最後の未開通部がここです。東能代駅から鉄道で3駅目、二ツ井駅周辺が工区になっています。川の北岸の山を、トンネル主体で抜けていきます。 2024年11月時点の進捗状況を見ると、かなり形が見えてきました。3本のうち「小繋トンネル」「今泉第二トンネル」は完成済み。「今泉第一トンネル」も2022年に貫通を迎えています。ほかにも切土・盛土工事が着々と進んでいて、工事は大詰めとなっています。
くるまのニュース編集部