神戸市議と有馬温泉関係者が台湾・新竹県を訪問 観光や温泉での商機開拓狙う
(台北中央社)神戸市の市議や同市・有馬温泉観光協会の関係者らが23日、北部・新竹県を訪問し、同県の楊文科(ようぶんか)県長と会談した。楊氏は同県と有馬温泉の友好交流提携に関する覚書を交わしてから10年目を迎えたことに触れ、交流を通して観光や温泉に関連するビジネスチャンスを作り出せるだろうと期待を寄せた。 同県が25日、報道資料で明らかにした。楊氏は、新型コロナウイルスの流行が落ち着いた今は両地の温泉やグルメでの交流を再開できる時だとし、今後も双方の連携を強化し続け、良好な協力関係を築きたいとした。 訪問団は同県美術館で新竹出身の漫画家・劉興欽氏の作品などを鑑賞した後、県長公館での会食に参加した。県の名物である客家料理が振舞われたという。 同県と有馬温泉観光協会は2014年、友好交流提携に関する覚書に調印。これまでに有馬温泉側が県内にアンテナショップを期間限定で開いた他、前県長が有馬温泉を訪問するなどの交流を行ってきた。 (編集:田中宏樹)