© 1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N

　スタジオジブリの「幻の名作」として知られる『海がきこえる』のビジュアルブック『海がきこえる THE VISUAL COLLECTION』が、トゥーヴァージンズから2024年10月25日に発売されることが決定した。 【写真】『海がきこえる THE VISUAL COLLECTION』掲載の貴重なキャラクター設定画など 　『海がきこえる』は、1993年にスタジオジブリの若手制作集団が手がけた長編アニメーション作品で、放映当時から高い評価を受けてきた。特に近年では、若い世代を中心に再評価され、2024年3月には劇場再公開がロングランヒットを記録するなど、再び注目を集めている。 　今回発売されるビジュアルブックは、スタジオジブリが手がけた作品の中でも特にファンに愛されている『海がきこえる』の魅力を詰め込んだ決定版。監督の望月智充氏が選んだベスト30カットで構成されたフィルムストーリーや、キャラクター設定画、美術設定画など、膨大なビジュアル資料を掲載。また、近藤勝也氏による原作連載時の挿画を未使用分も含めて初めてカラーで収録し、さらにスケッチブックからも貴重な資料が初公開される。 　さらに、制作当時のポスターやチラシ、歴代商品のカバーやジャケット、グッズなども巻末ギャラリーで一挙に紹介。望月監督や近藤作画監督、髙橋望プロデューサーへの新規インタビューも収録されており、ファンにはたまらない内容となっている。 　このビジュアルブックの刊行を記念して、今秋には渋谷のBunkamuraル・シネマで特別上映が予定されている。Z世代から当時のファンまで、多くの人々に愛され続けるこの作品の魅力を余すところなく収めた一冊、ぜひ手に取ってみてはいかがだろう。