『鬼滅の刃』柱稽古の「〇〇的1位」を勝手に決定! “キツすぎ・精神的地獄・心のオアシス”な稽古はどれ?
■優しさにキュン! “心のオアシス”第1位:音柱「体力向上訓練」
身体にも心にもキツい稽古ばかりな柱稽古。しかしそんな中にも“オアシス”と呼べる(?)稽古もあった。癒される…という意味では、恋柱・甘露寺蜜璃による稽古も、大正時代にはほとんどの人が見たこともなかったであろうパンケーキのおやつが出たり、とにかく蜜璃の笑顔がかわいいといった点ではかなり上位なのだが、その稽古のやり方はかなり“力技”であり、炭治郎からも「柔軟は、地獄!」というセリフが飛び出たため次点としたい。 恋柱の稽古を抑え、柱稽古の“心のオアシス”に選びたいのは、元音柱・宇髄天元の「体力向上訓練」だ。派手好きな宇髄が柱稽古のオープニングとして考案した稽古は、意外と地味。ひたすら山を駆け上がったり筋トレしたり、崖を登ったり…へとへとになった1日の締めには、山のふもとをさらに1周…というかなりスパルタなもの。すでに立派なシックスパックを腹に携えている隊士たちが悲鳴を上げるのだから、キツさで言えば岩柱の稽古に勝るとも劣らないかもしれない。 しかし宇髄が他の柱と違うのは、掛ける言葉がなんとなく“部活っぽい”のだ。言葉は厳しいが、どこか『スクール・ウォーズ』や『ROOKIES』(どちらもTBS系)などに登場する往年の熱血教師を思わせるアツさと愛を感じる。実際、隊士たちを山に走りに行かせた後、最後の隊士が帰ってくるまで自分も食事をとらず待っていて、結局山まで迎えに行ってしまったというエピソードも、3人の妻たちから暴露されている。 「お館様から預かった隊士を、俺のところでつぶすわけにはいかねえからな」と、鬼殺隊や隊士たちへの愛にあふれている宇髄。柱稽古編の最終回を前に各稽古を振り返ってみると、「最初の宇随さんが一番“オアシス”だったのでは…」と遅ればせながらキュンとしてしまう。 ■柱稽古で強くなった炭治郎たち、いよいよ“無限城”へ! 柱稽古編では、各柱たちのすさまじい実力(と、ヤバさ)を存分に知ることができた。そして、壮絶な稽古を経て確実に剣士として成長した炭治郎たち。原作の流れでは、いよいよこのあとは鬼舞辻無惨らとの直接対決となる“無限城編”に突入していく。クライマックスを迎える『鬼滅の刃』から、この先も目が離せない。(文:小島萌寧) 『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』最終話は、フジテレビ系にて6月30日23時15分放送(60分拡大)。 ※鬼舞辻無惨の「辻」の正式表記は一点しんにょう