【新NISA】20~30年で「1億円」を目指す投資プラン公開! 非課税枠1800万円を短期で使い切ったあとは“ほったらかし”でいいので、50歳からでも間に合う!
【新NISA】20~30年かけて「資産1億円」を達成するためのロードマップを公開! 50歳から始めてもまだ間に合う! ●運用期間30年で資産1億円をじっくり目指すプランを公開! 運用期間=投資期間ではないので、50歳から始めても間に合う! 2024年1月から新NISAがスタートした。そこで、ダイヤモンド・ザイ編集部では、新NISAで積立投資をしながら「1億円」を達成するためのロードマップを、ファイナンシャル・プランナーの藤川太さんに聞いている。 運用の中身は、1億円を達成するまでにかけられる期間や、毎月積み立てる金額などによって大幅に変わる。今回は「毎月10万円、もしくは30万円積み立てながら早めに投資枠を使い切り、30年後までに資産1億円を目指すプラン」と「毎月5万円、もしくは30万円を積み立て、20年後までに資産1億円を目指すプラン」を紹介していこう! まずは「運用期間30年」で1億円を目指すプランを2つ取り上げる。 上の2つのプランは、運用期間は同じ30年だが、月々の投資額が10万円と30万円で大きく違う。新NISAの最大利用可能額は1800万円なので、月10万円だと15年、30万円だと5年で投資期間は終了。その後は放っておくだけでOKだ。 運用期間30年というと、今50歳の人は「定年まであと10~15年。自分はもう間に合わない」と思うかもしれない。しかし、投資期間が終了した後は新たに資金を投入しなくてもいいので、実は十分間に合う。 「月10万円ずつ積み立てるプラン」から見ていこう。こちらの場合、年率7.4%が目標となり、比較的リスクを抑えた投資対象でも、30年後に資産1億円達成を期待できる。投資先としては、日本株のインデックス型投資信託やETFが選択肢に入る。株式比率が70%以上のバランス型投資信託や、日米の高配当株に注目するのもおすすめだ。 続いて「月に30万円投資するプラン」。短期集中で投資を終わらせ、時間をかけて資産を育てられるため、月10万円プランよりもさらにリスクを抑えて、年率6.2%の運用で1億円達成を見込める。投資先は、日本株のインデックス型投資信託やETF、株式比率が70%以上のバランス型投資信託、日米の高配当株、国内リートなどに注目してみよう。 ●運用期間20年で資産1億円達成を目指す2つのプランを公開! 少額の積立で1億円を目指すなら、個別株への投資も視野に! 続いて「運用期間20年」で1億円を目指すためのプランを2つ紹介しよう。 上の2つのプランは、いずれも運用期間は20年。投資額は月5万円と月30万円となっている。 最初に「月5万円ずつ積み立てるプラン」から見ていこう。月5万円の積立だと、20年で投資金額は1200万円なので、新NISAの枠をすべて使い切ることができない。 これで1億円を達成するには年率17.4%を目標とする必要があり、リスク高めの運用が求められてくる。たとえば、米国のNASDAQ100に連動する投資信託や、日米の成長株(個別株)あたりがターゲットになるだろう。 一方「月30万円ずつ積み立てるプラン」になると、投資先の選択肢は増えてくる。5年で新NISAの枠を使い切り、後はほったらかしておけばよく、年率9.85%の目標で十分だ。投資先は全世界株型のインデックス型投資信託や、先進国株型のインデックス型投資信託、S&P500インデックス型投資信託などが候補になり、個別株に投資するよりはハードルがグンと下がる。 なお、月30万円のハードルが高ければ、月々の積立額を減らし、ボーナス時にまとまった金額を入れて年間の枠を埋めていくのも手だろう。
ザイ編集部
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