【ジャパンC】オーギュストロダン8着、レース後に引退お披露目式 ムーア騎手「私が乗った中で最強」
最強の刺客でも頂点には届かなかった。ディープインパクトのラストクロップにして、GⅠ6勝の戦績を誇ったオーギュストロダンは8着。中団後方から懸命に脚を伸ばしたが、前との距離は詰まらなかった。オブライエン調教師は「ペースがもう少し速い方がよかった」と悔しさを表しつつも、「日本でラストランを迎えることは夢でした。素晴らしい3年間でした」と最後は晴れやかな表情を浮かべた。 レース後には、外国調教馬として初めて引退お披露目式が実施された。約1万5000人のファンが最後の雄姿を見届け、主戦を務めたムーア騎手は「初めてまたがったときにダービーを勝つと確信しました。私が乗った中で最強の馬です」と最大限の賛辞を贈った。来春からはアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬としての生活が始まる。日本近代競馬の結晶の血を受け継ぐスーパーホースは、万雷の拍手のもとターフに別れを告げた。