「アイオワをなめるなよ」、驚きのハリス氏リードに奮い立つ民主党
しかしこの世論調査が生み出した熱狂とは裏腹に、民主党ではハリス陣営によるアイオワ州軽視に関連した後悔の念も浮上している。
アイオワ州下院議員選挙に出馬したティアラ・メイズシムズ候補は、ハリス陣営によるアイオワ州への投資は「ゼロだ」と語る。
広告枠購入状況を追跡するアドインパクトによると、レーバーデーの祝日より後にアイオワ州で展開した大統領選関連広告は極めて小規模にとどまっている。
同州の民主党委員長、リタ・ハート氏はこれほどの接戦が本物であるなら、ハリス氏もしくは副大統領候補のウォルズ氏は投票日前にアイオワ州を訪問するのが良策だと提案する。しかしそのような計画は耳に入っていないという。同氏は民主党の全国戦略に対する批判は控えた。
アイオワ州政府高官で唯一民主党メンバーであるロブ・サンド州監査官は、最新の世論調査結果を踏まえ、いずれの陣営も最終的にはアイオワをほぼ無視したことを悔やむのではないかと指摘する。
民主党がアイオワ州を僅差で落とした場合、「こうすれば良かった、ああすれば良かった、こうすべきだった」という反応になるかもしれないと同氏は語った。
原題:Harris’ Late Iowa Surge Energizes Democrats in Republican State(抜粋)
--取材協力:Bill Allison.
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Billy House