【置鮎龍太郎】佐賀新聞の連載小説が一夜限りの朗読劇に!
来年1月11日(土)に、佐賀県佐賀市の浪漫座(旧古賀銀行)にて声優の置鮎龍太郎を招いた朗読劇が実施されることが決まった。劇は佐賀新聞の連載小説『午前0時のラジオSAGA』の前日譚となる未出版短編を扱う予定で、劇伴としてピアノが生演奏される。 【関連画像】心温まる物語を予感させるKJや置鮎龍太郎さんの写真(画像4点) 『午前0時のラジオ局』は、佐賀新聞でも新作が連載され、ラジオドラマ化、舞台化もされた人気シリーズ。死者からのメッセージも届く古い洋館の深夜放送を題材とし、生者からとも死者からともわからないメッセージをめぐる幽霊ファンタジーで、最後には番組にかかわったすべての魂が癒されていくストーリーだ。 NBCラジオの佐賀局長兼アナウンサーでありながら、プライベートでは小説家としても活動する村山仁志が、執筆と挿絵をどちらも担当し、最新作『午前0時のラジオSAGA』は今年の5月から10月まで、130話分以上が毎日連載された。 そんな『午前0時のラジオSAGA』の前日譚となる未出版短編が、朗読劇となることがわかった。 朗読を担当するのは置鮎龍太郎で、『SLAM DUNK』の三井寿役や『BLEACH』の朽木白哉役、『ONE PIECE』の黄猿役、『鬼滅の刃』の黒死牟役などで知られ、往年の名作から近年の大ヒット作までを幅広く演じる人気声優だ。 会場は佐賀市にある浪漫座。明治~大正期に古賀銀行として竣工された文化財に指定されている建物で、古い銀行を改装して作られたという劇中のラジオ局と同じ歴史を持った場所になっている。現在は1階の一部がレストランとして利用されているほか、時折アーティストの演奏会が実施されているようで、劇伴として下条絵理子によって演奏されるピアノの音が美しく響くことは必至だ。 また、今回チケット購入者にはワイドFMラジオがプレゼントされる。こちらはNBCラジオと書かれたスタイリッシュなデザインだ。 企画担当者に行ったインタビューによれば、今回のような「有名声優+オリジナルストーリー」を佐賀の聖地とするため、こうした企画は毎年立ち上げたいとのこと。その最初の舞台を楽しめる今回の特別なイベントを、どうぞお見逃しなく。 ◆企画者インタビュー◆ ――まずは、本企画の経緯について教えてください。 担当 佐賀放送局の局長兼アナウンサーで、プライベートでは小説家でもある村山仁志さんが連載していた『午前0時のラジオSAGA』の評判が良かったことから、朗読劇の企画が持ち上がりました。そこで未出版の短編を使って上演をすることにしました。 ――本企画では、地元声優の東久仁彦さんや、佐賀東高校演劇部の方々も参加されています。そうしたキャスト選考の理由についてお聞かせください。 担当 日本を代表する声優に佐賀へ来て頂き、地元俳優とコラボすることで、佐賀の演劇シーンに活力を注ぎたいと考えています。 ――今回は、朗読はもちろん、ピアノの生演奏も行われます。そうしたライブ感ということも含めて、今回の朗読劇の魅力を教えてください。 担当 まずは、一夜限り、一回限りの舞台だということでしょうね。置鮎さんが東京にいらっしゃるので、置鮎さんを絡めた事前練習は、ほとんど出来ません。ピアノとの合わせもぶっつけ本番なので、こうしたスリルを観客の皆さんに楽しんでほしいです。 また、会場の浪漫座(旧古賀銀行)は、明治~大正期に作られた歴史ある建造物ですから、古い銀行を改装して作られた劇中のラジオ局と、まさに同じ佇まいです。決して広い空間ではないだけに、観客の皆さんは、置鮎さんや佐賀の俳優たちの熱演を、すぐ目の前で体感してほしいですね。 ――最後に、本作品『午前0時のラジオ局』について、そのストーリーや魅力などを教えてください。 担当 「午前0時のラジオ局」シリーズは、死者からもメッセージが届く古い洋館の深夜放送を舞台にしています。そのメッセージが生者からのものか、死者からのものかは、リスナーにはわかりません。しかし、生者も死者も、番組に関わったすべての魂たちが癒されていくストーリーとなっています。 今回の舞台は一夜限り、一回限りですが、企画としては毎年立ち上げたいと考えています。佐賀を「有名声優+オリジナルストーリー」の聖地にしたいのです。その最初の舞台を、ぜひ体感してください。佐賀でお待ちしています!
アニメージュプラス 編集部