高校選手権得点王MF郡司が圧巻4ゴール 「率直にうれしい」 天皇杯でプロ初ゴール
◇天皇杯 JFA第104回全日本サッカー選手権大会 2回戦 清水9―0三菱重工長崎(2024年6月12日 アイスタ) 清水は昨季の高校選手権の得点王・MF郡司璃来(18=市船橋出)の4得点など大量9ゴールで三菱重工長崎に圧勝した。 3点リードして迎えた後半12分、プロ初ゴールを決めると「郡司ショー」が幕を開けた。7分後の同19分には右クロスを打点の高いヘディングで2点目を決めると、同24分には相手GKのミスを突いて瞬く間にハットトリックを達成。これで満足しない郡司は同38分にもゴールを決めて、高校得点王の実力を証明した。 高校時代にもプレミアリーグで4点を挙げた経験はあるというが、プロでの4点は格別だ。「率直にうれしい。まだ決めるチャンスはあったので、そこにこだわっていきたい」と力を込めた。 市船橋の大先輩にあたる秋葉忠宏監督も後輩の大活躍を絶賛。「やはり点を取る能力を持っているなと感じさせてくれた。点を取る部分は面白いものを持っていると再確認できた」と評価した。一方で、「まだ消えている時間やポジショニングなど改善の余地はある」とした上で「成長スピードを上げてもらって、ゲームに出ている選手を脅かしてほしい」と期待していた。