国連本部でキッズアンバサダーが「第4回国連を支える世界こども未来会議のアイデアブック」を提出。特別キッズカリキュラムではピースキーピングを体験
一般財団法人ピースコミュニケーション財団が7月17日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部DDRで「国連を支える世界こども未来会議~プロジェクトイベント in New York 2024~(The Children’s Conference of the Future in Support of the United Nations ~The Project Event in New York 2024~)」を行った。 国連を支える世界こども未来会議は、世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合うピースコミュニケーションの場として、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタート。以降、毎年開催し2022年度からは国内各地でも開催。現在は、こども家庭庁・外務省・内閣官房国際博覧会推進本部・東京都が後援し、2023年2月には国連からタイトルの認定を受けている。
今回の国連本部でのイベントは2部制で行われ、第1部の「国連本部セレモニー」では、国際連合日本政府代表部の中川周公使、ピースコミニュニケーション財団代表理事の一木広治氏、元外務副大臣で財団渉外担当理事の中山泰秀氏の立ち合いのもと、11人の「マイナビキッズアンバサダー」が3月に開催した「第4回国連を支える世界こども未来会議」(東京都庁大会議場)の議論の結論をまとめたアイデアブックを国連本部ニュース・メディア部長イーアン・フィリップス氏に提出した。この11人は3月の同会議に参加した100人の代表。11人からはそのアイデアブックに加えてグテーレス事務総長への親書とイラストレーターの田村大が描いたグテーレス事務総長のイラスト、そして日本からのおみやげとして、本プロジェクトに参加する企業のキャラクターのぬいぐるみと箸セットが贈られた。
またキッズアンバサダーはChildren’s Corridorで記念撮影を行った後、国連本部の特別キッズカリキュラムを体験した。カリキュラムでは世界の現状を説明したのち、国と国が対立した時の国連の役割について、実際に対立した国家間と間に入る国連に分かれて考え、「対立」と「対話」の模擬体験をしながら学んだ。キッズアンバサダーからは「国連があえてやらないことは何?」、「国連はなぜお金持ちなの?」と質問が出た。それに対して、国連は「必要に手を加えないことが重要」、「ピースキーピングの思いをお金という形で協力国からもらっている」と回答、こどもたちは大きくうなずいた。参加した吹訳悠眞さん(11)は「国連は環境や安全保障などさまざまな分野の会議を常日頃重ねることで、平和構築への取り組みを続けているのが分かった」などと感想を語った。
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