小倉智昭さん死去、古市憲寿氏が悲しみ「これからも小倉さんの存在に助けてもらうんだろうな」
がんで闘病していたフリーアナウンサー・小倉智昭さんが亡くなった。77歳。ORICON NEWSの取材に所属事務所が答えた。生前、小倉さんの近況をSNSで報告していた社会学者・作家の古市憲寿氏が訃報を知り、自身のXで追悼した。 古市氏は投稿で「朝方、フジテレビからの連絡で、そのニュースを知った」とし、「『昭和22年生まれは首をしめても死なない』って笑っていたのに」と吐露。 続けて「小倉さんのいない世界は寂しくて不安だけど、誰かと小倉さんの話をするたびに、知らない小倉さんが増えていくんだと思う。これからも小倉さんの存在に助けてもらうんだろうな」と悲しみをつづった。 2人は、小倉さんがMCを務めたフジテレビ系朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(21年3月に放送終了)で共演。古市氏は小倉さんの自宅を訪れるなど交流が深く、小倉さんの様子をたびたびSNSで報告。10月19日には、小倉さんの豪華シアタールームを見学したと報告し、「『小倉さん、めちゃくちゃ元気でした』『家に並べられたコレクションを見せてくれながら『俺が死んだら欲しいもの予約しておいてよ』と笑いながら言うのだけど、そんな日はまだまだ先になりそうです』と報告していた。 小倉さんは1947年5月25日生まれ、秋田県出身。獨協大学外国語学部卒業後、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)に入社し、その後、フリーアナウンサーに転向。99年4月に始まったフジテレビ朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』では22年にわたりMCを務め、フジテレビの朝の顔として親しまれた。2016年に膀胱がんを公表し、18年に膀胱全摘手術を受けた。21年10月には膀胱がんが肺に転移したことを公表していた。