「これセクハラかな~笑」とちゃかせばセクハラが許されると思っている上司。予防線を張られたらセクハラ認定は難しいでしょうか…。
ちゃかしてもセクハラはセクハラ
自分の行為をちゃかしながら予防線を張るような言動は、その発言がセクハラであることを認識しているともいえます。このような行為は、セクハラが意図的であることが明白であり、場合によっては慰謝料請求を有利に進める要素となる可能性があるでしょう。 ただし、慰謝料請求の成立は、被害者が受けた精神的苦痛の証明に依存します。このため、発言がどの程度の精神的苦痛を引き起こしたかを証明する客観的証拠が必要となります。
予防線はセクハラの免罪符ではない
職場では、すべての人が尊重され、安全に感じられる環境を保つことが重要です。セクハラは、どんな形であれ、許されるべきではありません。 ここで紹介したセクハラの定義を理解すれば、セクハラに対する予防線を張ってみても、その行為が許容されないことが分かるでしょう。ただし、慰謝料を請求するには、被害者が受けた精神的苦痛の証明が不可欠です。 出典 人事院 セクシャル・ハラスメント グリーンリーフ法律事務所 セクハラ被害者からの慰謝料請求、会社が支払うべき慰謝料の金額はいくらが妥当か? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部