スペイン軍機が7月初飛来 空自やドイツ空軍と千歳で共同訓練
航空自衛隊は、7月にドイツやフランス、スペインと共同訓練を実施する。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた防衛協力の一環で、3カ国合わせて32機が飛来する。このうちドイツ空軍とスペイン航空宇宙軍とは、千歳基地周辺で訓練を7月19日から20日にかけて実施し、スペイン航空宇宙軍機が空軍時代も含め日本へ初飛来。ドイツとは共同訓練「ニッポン・スカイズ24」も実施する。 【写真】初飛来するスペインのユーロファイター 参加部隊は、空自側が千歳の第2航空団に所属するF-15戦闘機が4機。ドイツ空軍からはユーロファイター戦闘機8機、A400M輸送機3機、A330MRTT空中給油機4機、A321輸送機1機の計16機で、人員は約180人。スペイン航空宇宙軍からはユーロファイターが4機、A400Mが2機の計6機で、人員は約150人となる見込み。 ドイツ空軍とは、22日から25日に日独共同訓練「ニッポン・スカイズ24」も千歳で実施。空自側はF-15戦闘機が4機で、ドイツ側はユーロファイターが3機、A400Mが2機、A321が1機となり、人員は約80人を予定している。 フランス航空宇宙軍とは、百里周辺で19日から20日にかけて訓練を実施。空自側はF-2戦闘機が2機で、フランス側はラファール戦闘機4機、A400M輸送機3機、A330MRTT空中給油機3機となり、人員は約260人を計画している(関連記事)。 ドイツとフランス、スペインの3カ国空軍は、インド太平洋地域での共同演習「パシフィック・スカイズ24」を6月中旬から8月までの予定で実施している。
Tadayuki YOSHIKAWA