【衆院選・東京11区】立民・阿久津幸彦氏VS無所属・下村博文氏を徹底比較!「児童手当」「教育費無償化」の現状も振り返る
第50回衆議院選挙の投開票が2024年10月27日に行われました。自民党と公明党の与党が過半数割れし、激震が走っています。 ◆【衆院選政策比較・東京11区】立民・阿久津幸彦氏が無所属・下村博文氏破る!児童手当の現状は? 10月1日に就任したばかりの自民党・石破茂首相が早くも窮地に立たされています。 今回の衆院選では、政治改革や経済対策、外交、子育て支援など、さまざまなトピックが争点となりました。 東京都第11区(板橋区の大部分)では、立憲民主党元職の阿久津幸彦氏が5回目の当選。無所属で出馬した前職の下村博文氏は、2万票以上の大差で敗れ、2位となりました。 そこで今回は、阿久津幸彦氏、下村博文氏の情報を振り返ります。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
東京都第11区(板橋区の大部分)候補者・阿久津幸彦氏の基礎情報
5期目の当選を果たした阿久津氏は、幼少期から政治家を志し、米国ジョージ・ワシントン大学へ進学。同大大学院を修了しています(国際政治学)。 1984年から石原慎太郎氏(当時衆議院議員)の秘書を約10年間務めたのち、2000年に衆院選で初当選。 民主党政権時代に内閣総理大臣補佐官(中小企業対策・地域活性化対策担当)などを歴任し、硫黄島の遺骨帰還、東日本大震災の復興支援などに取り組みました。 今回の公約では、ガソリン減税、子育て世代への家賃補助、最低賃金1500円以上など、物価高対策を手厚くしています。また中低所得者へ一部消費税還付、消費税減税なども触れています。 他にも選択的夫婦別姓の実現、所得制限なしの子ども手当支給、国公立大授業料無償化、原発に依存しないカーボンニュートラルなど、様々な分野で公約を掲げています。
阿久津幸彦氏が掲げる児童手当の拡充について
阿久津氏は所得制限なしで18歳までの子供1人あたり1万5000円の児童手当を公約として掲げています。 児童手当については、2024年10月分から大幅に拡充されます。変更点は以下の4点です。 ・所得制限を撤廃 ・支給期間を中学生まで→高校生まで延長 ・第3子以降の支給額を3万円に増額※ ・支払回数を年3回→年6回に ※子どもの数え方も見直され、親等の経済的負担がある22歳までの子供はカウントされるように変更。 その結果、以下の金額がひと月あたり受け取れるようになりました。 ・3歳未満 1万5000円 ・3歳~高校生 1万円 ・第3子は高校生まで3万円 若年人口が大幅に減少する2030年代を前に少子化に歯止めをかけようと、政府も苦心しています。