左へのOB撲滅へ―。凄腕コーチが授ける掟破りの秘策とは。OTTO!新ゴルフ企画始動。イカの生き造りも堪能して…
■「てんぷら」防止へティーの高さ調整
2ホール目からコーチの言葉を思い出し、両足の真ん中にティーを刺し、ドライバーを打つことに。 とはいえ、レッスン動画などの多くは、ドライバーショットでは左足のかかとの延長線に球を置くのが基本と教える。中村コーチによると、左側に置いた球を理想的なハンドファーストで捉えるには、筆者の場合は根本的なスイング改造が必要とのこと。現時点の力量ではボールの位置を変えて〝大事故〟は回避しましょうという現実的な指導である。 いささかの疑念を持ちつつスイングしてみる。確かに左右へのボールのばらつきは抑えられた。一方で、ティーアップした球の真下をこすって高く打球が舞い上がる、いわゆる「てんぷら」が頻発した。 これはGDOの同行スタッフ(上級者)の「球を真ん中に置いたことでクラブヘッドが最下点に到達した付近でインパクトしている。普段よりティーの高さを低くすればいいのでは」というアドバイスを実行すると、てんぷらは解消。ティーショットが安定したことで、出だしにつまづきながらも最終的にはハーフ47という、そこそこのスコアにまとまった。 今回、中村コーチのレッスンを受けて痛感した。素人が自身で撮影した動画を漫然とチェックしても、自身の欠点や課題は分からない。ゴルフテックは最新鋭の計測機を用い、1万3千人以上のビッグデータをもとに分析をしているそう。
■トーナメント仕様、練習環境も充実
玄海ゴルフクラブは、コースメンテナンスが行き届いたトーナメント仕様。最長280ヤードを超えるドライビングレンジ、広々としたパットやアプローチ、バンカーなどの練習場も充実している。 レストランでは、イカの活き造り(300g4千円~、要予約)や鯛茶漬け、特製海鮮チャンポンなど遠方からのゲストも大喜びしそうな九州グルメが堪能できる。
西日本新聞社