コンディショニングのひみつ:PDCAサイクル(専門家が監修)
Check:評価する
計画がその通りに実施できたか、目標は達成できているかを振り返って評価し、「再検討」する段階。計画では達成できそうと思っていた項目が実際には難しすぎて下方修正したり、逆に負荷が少なすぎて上方修正が必要になる場合もある。 また、この段階での結果をもたらした要因を分析して判断するためにも、やはり記録は残しておきたいもの。これによって、最初に立てた計画は妥当だったかどうかを客観的に判断することができる。
Action:改善する
PDCAの最終段階では、Check(評価)で得られた気付きや課題に対して、具体的な「軌道修正」を加えた解決策を考えていく。そしてこれらの修正を、次回の大会やトレーニングなどで実践すべきことの計画につなげていくのだ。また、自分がさらに成長させたい部分、長所や強みを見返し、伸ばしていくことも考えていくといいだろう。 このようにPDCAサイクルは一度きりではなく、連続的にフィードバックを重ねて中長期的に改善していくのが大前提。らせん状に上昇するサイクルを積み上げて、なりたい自分や結果に近づいていこう。 取材・文/オカモトノブコ(初出『Tarzan』No.874・2024年2月22日発売)